ものがたり採用

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永和産業のはじまり

永和産業の代表者へ、
インタビューを行いました。
創業から現在まで、
永和産業の歴史を振り返ります。

Q1.この会社が生まれたきっかけ経緯を教えてください。
永和産業の歴史

以前、日本でも石炭産業が盛んな時代がありました。当社創業者もこの会社を設立する前はその産業に従事していたそうですが、時代の流れとともに斜陽産業となっていきました。

新たな事業をと考えた時に目の前では高度経済成長の時代・いざなぎ景気の真っただ中、建設業も黄金の時代を迎えており、鉄筋工事業に事業転換し今の会社を設立したそうです。

Q2.1980年から1995年にかけて工場や独身寮を新設していますが?

業務拡大のためでした。1980年代は当社が創業してから10年が過ぎ、鉄筋工事業としての実力も少しずつついてきました。さらなる業務拡大のためには、加工場の生産能力の増強、現場の要である職人さんの人員拡大がどうしても必要でした。そのうちにバブル時代を迎え設備投資も行い易い時代となったのです。

Q3.着実に事業を大きくされていますがその秘訣はありますか?
永和産業の歴史

これまでずっと順風満帆だったわけではなく、苦労も挫折も味わってきました。それでもどうにかここまでこられたのは、お客様や優秀な協力会社の皆様・社員の方々に恵まれたこと、そして鉄筋専門工事業だけに特化し続けて来たからだと思っています。

Q4.どんな苦労や挫折があったのですか?

ご多分にもれずバブル崩壊で苦労しました。地価が大きく下落し建設需要も大幅に減少し、建築単価も下がり、そこに工場をはじめ、設備投資を行った直後だったせいもあり、当社は大きな打撃を受けることになりました。地方のみならず首都圏でも仕事は減り、工場と職人さんの稼働に腐心し収益の確保に必死になりました。

そんな状況下でも乗り越えることができたのは、変わることなく鉄筋工事を発注し続けてくれたお客様と、ともに生産性向上に取り組んでくれた協力会社の皆様、一緒に頑張ってくれた社員の方々のおかげだと思っています。

その時代を経験し、

  • 当たり前ですがやはり仕事のありがたさ、一つひとつを丁寧に施工していくこと。

  • 協力会社の皆様や社員の方々の声をよく聞いて真摯に受け止めて、それに応えていくこと。

  • 互いに胸襟を開き同じ目標に向かって進んでいくこと。

当たり前なことだと言われるかもしれませんが、つらい時代に当たり前のことを日々まじめにやり続けていくことの大事さを理解したように思います。

Q5.今力を入れていること、気になることはありますか?

若手技能者の採用と育成です。少子化の時代と言われながら、バブル時代の崩壊、団塊の世代の引退、リーマンショックを経て、建設業に優秀な技能者が少なくなっています。
ようやく近年業界自体も反省し3K職場と言われた待遇環境を改善し、若者が入りやすい環境づくりに力を注ぐようになりました。今後も建設需要は堅調で業界もさらに改善され働きやすい産業になると思います。当社も人が集まる人から好かれる居心地の良い会社を目指しておりますので、一人でも多くの若者に入って来て頂きたいと思っています。

Q6.今後の会社の目標を教えてください。

まずは今までもそうでしたけど他社に負けない技術・品質、腕の良さをこれからも目指します。お客様から永和に仕事を頼んで良かったよと言われるように言われ続けられるようになりたいですね。
社員によく言うのですが、大型現場でよ~いドンで同業他社と一緒に仕事を始めたら、絶対に負けないように。品質と安全とスピードで他社に勝てるように。もちろん一緒に仲良く協力していきますよ。でも勝てなかったら、そう思わなかったら仕事は面白くないでしょう。勝って現場の所長から腕の良い職人さんだねと言われたいでしょうと。そうして得られた評価と報酬を皆でともに分かち合う。

皆様の期待する満足に応えられる会社であり続けたいですね。